1日告示された福岡県議会議員選挙で全46選挙区の約3割にあたる13選挙区において立候補者の数が定数を上回らず20名が無投票で当選となった。
無投票当選区と各区の定数は以下のとおりだ。
福岡市南区(4)
福岡市西区(3)
粕屋郡(3)
筑後市(1)
大川市・三潴郡(1)
中間市(1)
小郡市・三井郡(1)
うきは市(1)
みやま市(1)
筑紫郡(1)
八女郡(1)
京都郡(1)
築上郡・豊前市(1)
ちなみに福岡労働局によると平成23年2月の福岡県における有効求人倍率は0.55倍。今回の県議選には定数の86議席に対して126名が立候補しており立候補者数に対する議席数の割合は0.68倍と一般企業に就職するよりも県議に当選するほうが高確率であることが分かる。また運良く全選挙区の3割を占める無投票当選区にあたる可能性もあるのでさらに激アツだ。
そして気になる待遇面だが福岡県議会議員の議員報酬は月約89万円と全国で10番目に高く、これとは別に政務調整費が月50万円、議会出席1回あたり1~2万円の応召旅費、期末手当(いわゆるボーナス)が年間約220万円。ざっと見積もって年収1800万円オーバーと一流企業の役職クラスの高待遇。これが普通に民間企業に就職するより高確率で実現できるとなるとなんとも夢が広がる話ではないか。
職にあぶれてにっちもさっちも行かない記者のような人間にとっては一か八か出馬してみるのもいいのでは無いかと思えてくるから不思議だ。ただしいざ出馬してみたもののあまりにも得票数が少ない場合は供託金(都道府県議選は60万円)をボッシュートされるので充分な注意が必要だ。
画像:『flickr from YAHOO!』より