欽ちゃんファミリーの一員として『欽ドン』『欽どこ』といった欽ちゃん司会の番組や、クイズ・ドレミファドンでの『セイロクマン』など主に1980年代のバラエティ番組で大活躍したタレントの斎藤清六さん。氏の長年の芸能キャリアの中で残した唯一の音源である『なんなんなんだ!?』(1982年)というアルバムがヤバすぎるのである。
音感ゼロでありながらビブラートだけはしっかり効いているという”天才的音痴”な歌声の持ち主の清六さんがマッチやトシちゃんといった当時のヒットアイドル歌謡や童謡などをひたすらカバーしまくるというコンセプトアルバムである。
その殺”笑”能力抜群の歌唱力を堪能してもらうべく、アルバムの中から近藤真彦のカバー『ギンギラギンにさりげなく』がアップされているのでご覧いただきたい。
この曲一番のキメどころである「アガッチュベイビーアニッジュベイビー(I got you baby. I need you baby.)~」の部分も斎藤清六の手にかかると「あぃごっちゅべいび あにゅっちゅうっべっべ あいにゅう」となる。
また、その壊滅的な歌声とは裏腹にバックの演奏力の無駄遣いっぷりも笑いを誘う内容となっている。
この楽曲も収録されたアルバム『なんなんなんだ!?』は残念ながら現在では廃盤(中古市場では10,000円近い価格で取引されている)となっているが、音楽配信サイト『OnGen』にてダウンロード販売がされている。気になる方は入手されてみてはいかがでしょうか?
ちなみにTwitterで『斎藤清六』なるアカウントを見つけたのだが、ツイート0、フォローする人、されている人いずれも0だったのでフォローしてみた。
斎藤清六本人がプロモーションに使おうとアカウントだけ作成して放置してあるのか、それとも全く別人の騙り行為なのか定かではない。
しかし『斎藤清六がツイッターを始めた』ともなれば独特の文体のブログが話題となったルー大柴のような再ブレイクも見込めるかもしれない。
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