FNS27時間テレビ(2011)平均視聴率は14.0% 2004年以来の高視聴率

photo by www.fujitv.co.jp/27h/index.html
フジテレビ系列で7/23(土)から24(日)にかけて放送された『FNS27時間テレビ めちゃ²デジッてるッ!笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!』(以下、27時間テレビ)の平均視聴率が14.0%であることが分かった。2000年以降に行われた27時間テレビの中では、今年と同じく中居・ナイナイ司会で好評を博した2004年の16.9%に次いで2番目となった。

ちなみに瞬間最高視聴率は番組のフィナーレで100kmマラソンに挑戦したナインティナインの矢部浩之さんがゴールインした24日(日)の20時52分で29.8%と高視聴率を記録したとのこと。
情報ソース:http://blog.fujitv.co.jp/shimizu/index.html

2000年以降の平均視聴率と瞬間最高視聴率は以下の通り。

2001年 11.4%(27.5%) FNS ALLSTARS 27時間笑いの夢列島 (なし)
2002年 11.6%(20.3%) FNS27時間テレビ みんなのうた (みのもんた)
2003年 10.3%(**.*%) FNS27時間テレビ みんなのうた (みのもんた)
2004年 16.9%(32.7%) FNS27時間テレビ めちゃ×2オキてるッ! (中居正広・ナインティナイン)
2005年 13.0%(25.4%) FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ (笑福亭鶴瓶)
2006年 12.6%(27.5%) FNS26時間テレビ 真夏のクイズ祭り (中居正広)
2007年 12.4%(22.7%) FNS27時間テレビ みんな"なまか"西遊記! (香取慎吾)
2008年 13.8%(26.7%) みんな笑顔のひょうきん夢列島!! (明石家さんま)
2009年 13.8%(25.0%) FNS超笑顔パレード 爆笑!お台場合宿!! (島田紳助)
2010年 12.6%(23.7%) 超笑顔パレード“絆” 爆笑!お台場合宿!! (島田紳助)
2011年 14.0%(29.8%) めちゃ2デジッてるッ!笑顔にならなきゃテレビじゃない!! (中居正広・ナインティナイン)


ここ2年、島田紳助率いる『ヘキサゴンファミリー』がホストを務めた27時間テレビだが、笑いよりも涙や感動を前面に押し出した番組編成は「日テレの24時間テレビのカウンターとして始まった27時間テレビのはずなのにもはや差異が無い」などと言われ不評だった。

これを受けて「笑顔にならなきゃテレビじゃない!」を合言葉に27時間テレビの原点である『笑い』に回帰すべく、司会には2004年で好評だった中居・ナイナイトリオを据えて事前の期待度の高かった今回の27時間テレビ。視聴率的にはまずまずの結果だったが、ネット上では不満の声も多い。その1番の原因はナインティナインの矢部さんが100kmマラソンを走ったことにあるようだ。意見を要約すると「やべっちがスタジオにいれば番組進行もスムーズに進み、病み上がりで調子の出ない岡村さんのボケも丁寧に拾って笑いに昇華してくれたのに」とのことだ。

昨年、精神的な病で(本人いわく「頭がパカーン」とのこと)長期療養を余儀なくされた岡村さんだが、今年の27時間テレビを見ていると隣にやべっちがいない影響か、どこか自信なさげな素振りも多く、「また負荷がかかりすぎて病が再発するんじゃないか」という不安を端々に感じ、素直に笑えない空気が漂っていた。やはり岡村さんの隣にはやべっちの存在が欠かせなかったように思えるがなぜナインティナインを分断する構成になったのかは確かに疑問が残るところである。

それから27時間テレビのフィナーレ恒例の『提供読み』(番組スポンサーの読み上げ)だが、正確に数えてはいないものの今年は明らかにスポンサーが激減していたのも印象的だった。アナログ放送が終わりデジタル放送の本格スタートとなる歴史的な日に行われた今年の27時間テレビだったが、華々しいカウントダウンとは裏腹にテレビの本格斜陽時代の到来を告げるとも思える一幕であった。