日田焼きそばの美味しさは乾麺にあり
麺を茹で上げ、それを鉄板で焼き上げて作る独自の調理法が特徴的な日田焼きそば。麺のところどころパリパリとした食感と野菜のシャキシャキ感が奏でるハーモニーは至極。一度はあの味をおうちで再現しようとトライした方も少なくないのではないでしょうか?しかし、スーパーで売っている焼きそば麺(袋入り)だと焼けども焼けどもなかなかパリっと仕上がりません。また、ヘタをすると麺が鍋にこびりついて後片付けが大変だったり。ここはやはり本物に習って乾麺を使うしかないのでしょうか?しかしマルタイ棒ラーメンじゃ細すぎるし、適当な太さの乾麺が無い……。困ったものです。
パリパリ感を再現するヒントは意外なところに
そこでGoogle先生に「日田焼きそば レシピ」で尋ねると、いくつかレシピがヒットしました。しかし多くが普通の焼きそば麺を使ったものだったり。それじゃいかんのだよ……。そんな中、ひとつだけ「これは!」と思わせるレシピを発見。それがこちら。
こちらのレシピ、なんと麺に1.5mmのスパゲティを使用するとのこと。「スパゲティで焼きそば?」とお思いかもしれませんが、ほっともっとの焼きそば、あれも麺はスパゲティを使用しています。そのことを知っていたので私としてはなんだか点と点が繋がった感覚に。「スパゲティ焼きそば」にマッタク抵抗を感じること無く早速トライしてみることに。
スパゲティを使ってレッツクッキング!
<材料(2人前)>今回は三隈飯店リスペクトでソースはしっかり目。ウスターを多くすると酸味が立つので醤油とウェイパーを多めに入れました。この辺はお好みに応じてアドリブでどうぞ。
スパゲティ(1.5mm)150g
豚肉 適当(バラでもこま切れでも)
もやし 半袋(量はお好みで)
長ネギスライス 1本分(本物は青い部分を使用。)
<ソース>
ウスターソース 大さじ2
しょうゆ・酒・みりん 大さじ1
その他ウェイパー・味の素・だしの素・塩コショウなど
合いそうなものをノリで投入
①まずパスタを茹でます。麺や具材は最終的にヘラで細かく分断しますので、パスタも半分に折って茹でます。
茹で時間ですが1.5mmですと表記は6分。食べると結構アゴが疲れるので私は6分30秒くらいをオススメ。パリパリ感は「焼き」の工程で付けるイメージです。この辺はお好みで。
②パスタを茹でるのと平行して豚肉に火を通しましょう。豚肉は細切りにカット(写真は豚コマ。カットは小さく適当に)。
パスタが茹で上がりましたら一度湯切りをしてフライパンに投入。上からサラダ油(大さじ1くらい)を回しかけます。
油を投入したらパスタに行き渡るように一度良くかきまぜ、いったんそのまま放置。火加減は中~強火で。
③時折フライ返しで焼き加減を見ながら、キツネ色に焼けたらひっくり返します。
パリパリ度はここで調整。パリパリ好きな方は焦げ目をしっかり。
④裏面も同様にこんがりキツネ色になるまで焼き上げます。
⑤両面焼きあがりましたらここで野菜を投入。
もやしもネギも火が通りやすいのでサッと炒め合わせます。
今回長ネギの白い部分を使いましたが、本場日田では青い部分を使います。また、ネギが無い場合はニラで代用してもこれまた美味しいです。
⑥野菜を投入したら上からすかさずソースを投入。
三隈飯店風に作るならここで麺ともどもヘラでザックザクと分断。ある程度細かくなったら菜箸でかきませながらさっと炒めます。
もやしとネギの炒めすぎには注意!
⑦お皿に盛り付けたら上から卵黄を乗せてできあがり!
見映えの関係で乗せてみましたが私は卵黄無しの方が好きです。
レッツ試食!
さて、肝心のお味の方ですが、極めて本物っぽい!! 今まで日田焼きそばには何度もチャレンジしてきましたが初めてそれらしいパリパリ感を再現できました! 麺にスパゲティを使うことを思いついたクックパッド投稿者Danchohさんにビガップ!まさに目からウロコでした。所要時間も15分程度で作れますのでお昼ごはんに是非是非お試しください!