福岡国際マラソンが終了 日本人トップの“埼玉県庁職員”川内優輝選手ってどんな人?

by http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111204-00000010-mai-spo
昨日12月4日(日)、来年行われるロンドンオリンピックの選手選考を兼ねた『福岡国際マラソン選手権大会』が行われました。
優勝はケニア出身日本育ち、今回初マラソンに挑んだジョセファト・ダビリ選手が2時間7分37秒で優勝。日本人では『最強の市民ランナー』と称される埼玉県庁職員・川内優輝選手が2時間9分57秒のタイムで強豪実業団選手を抑え3位に入賞した。
この川内選手、なかなか異色の経歴の持ち主。学習院大学法学部政治学科在籍時、関東学連選抜として学習院大学の学生としては初となる箱根駅伝に出場。卒業後の2009年4月に埼玉県庁に入庁。現在は埼玉県立春日部高校定時制の職員として勤務する傍ら『有給休暇』を活用しながら国際大会に参戦する日々を送っている。

今年2月に行われた東京国際マラソン2011では、日本人選手として3年ぶりとなる2時間10分を切るタイムをマークして3位に入賞。9月に行われた世界陸上への出場権を得るも大会では18位と平凡な成績で終わる。そして間髪入れずに挑んだ10月の大阪マラソンではまたしても日本人最高順位の4位をマーク。それから約1ヵ月後の福岡国際マラソンへの参戦となった。

また、川内選手はレース後「東京に合わせて練習しているので、そこで勝負したい。記録を狙います」と来年2月に行われる東京国際マラソンへ照準をあわせている旨をコメント。あまりにもハイペース過ぎるエントリーに見ている側が体を心配してしまいます。ちなみにロンドン五輪の選考会は、世界陸上(9月)、福岡(12月)、東京(2月)、びわ湖(3月)の4大会となっており、選考会皆勤賞も目前といったところ。

今回の好走で五輪内定を手繰り寄せた川内選手。最強市民ランナーがオリンピックの舞台を走る姿を是非とも見たいものです。