このななつ星、寝台列車ではあるのですがJR九州側も『クルーズトレイン』という表記をしており、単に移動を目的としたものでは無く、九州各地を時間をかけてめぐる豪華クルーザーといった趣き。
旅行代金も3泊4日のコースが38万円~55万円、1泊2日のコースが15万円~22万円と大変リッチなもの。下手な海外旅行よりも断然高額で驚きです。
列車外観
共用スペースとなるラウンジカーは前面ガラス貼り。 これは羨ましい! |
洗練された列車のデザインは水戸岡鋭治氏によるもの。水戸岡氏、鉄ちゃんでない私でも存じ上げております。
車両編成
機関車+客車の7両編成で、内訳はラウンジカー1両、ダイニングカー1両、客車5両となっております。
部屋数も全部で14室(定員28名)とプレミア感に溢れ、スイート12室、DXスイート2室で構成されます。
最初「旅行代金たっけ!」と思ったのですが定員28名ではそうなるのもやむなし。
車両イメージ
客室
DXスイート 窓が障子で床は畳でしょうか? ”「和」のクルーズ”うまいこと言います。 「和」と「クルーズ」2つのワードが共存するような和洋室の趣き。 |
こちらはスイート。 スイートとDXスイートしかない点が高級志向を伺わせます。 |
ラウンジカー
イラストは弘兼憲史先生風にも見えてきました。いずれにせよターゲットはオーバー50の富裕層といったところでしょうか?コース日程
3泊4日コース
由布院、宮崎、霧島、鹿児島、阿蘇を巡る3泊4日コースは38万円~55万円。2日目は霧島の高級旅館に1泊。1泊2日コース
長崎、阿蘇、由布院を周遊する1泊2日コースは15万円~22万円。各コースとも週1本、交互に運行するそうです。
運行開始は来年10月ですが、予約は1年前の今年10月から開始。高額ではあるものの1便目はもの凄い争奪戦になりそうな予感です。
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いやいや九州旅行にウン十万はたけるのってよほどの鉄道ファンかトゥルー・リッチ・マンですよね。このコース、私クラスの平民は車でブイーンですよ。しかし「鉄道ファンなら死ぬまでに一度は乗りたい憧れの高級列車」として全国的な訴求力は充分ありそうですね。
~新しいスタイルの鉄道の旅へご招待します~クルーズトレイン「ななつ星in九州」の運行について-JR九州