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市長の逆鱗に触れたのはMBSの斉加尚代記者。市内小中学校の43人の校長にアンケートを行ったところ「(国歌斉唱時に)起立斉唱を確認すべき」と答えたのはわずか1人だったと結果を報告。ここから事態は急転していく・・・。
動画を全篇丸々見ていただくのが最善(1次ソースが自宅で見れるなんていい時代になりました)ですが、忙しい人のためにポイントをまとめると
●橋下氏は”口元チェック”問題で中原校長(最年少校長)をフルボッコにした一部マスコミに対して良い印象を抱いていなかった模様。※権力チェックメディア=一部マスコミ
権力チェックメディアは、なぜ教育委員会を批判して論戦しない。権力チェックメディは権威に弱い。MBSボイスの記者にも教育委員会に取材したのか確認したら、取材したとのこと。しかしそこでは一切批判はしていない模様。権力チェックメディアは政治家に対してはボロクソ来るが権威には弱いね~
— 橋下徹さん (@t_ishin) 5月 8, 2012
●また、MBSの斉加尚代記者は橋下氏の教育行政方針に対して批判的な内容の取材を過去に行なっている。
たね蒔きジャーナル2012/3/27 どうなる大阪の教育、アメリカの例から MBS記者斉加尚代さんのお話
と、元々お互いのことを良く思っていなかったという下地がありつつ、それに加えて記者が壊滅的に不勉強だったために真っ向勝負の舌戦のはずが斜め上方向にぶれてオモシロ動画の完成、といった内容です。
個人的に注目は動画21分ころから。斉加記者が「1番聞きたかったこと」とした部分。
斉「こどもたちに卒業式・入学式で君が代を唄うということは何の目的ですか?と聞かれた場合なんと答えますか?」
橋「我々はこどもたちに義務を課してませんよ?教員に課してるんですよ?」
斉「(話を遮るように)いえいえ、じゃあ先生が唄わなければいけないのはどういう理由かっていうことをこどもたちに分かるように説明してくれますか?」これに対する橋下市長の回答は「国歌だから」。結局この記者が何を『1番聞きたかった』のかは、私のオツムでは理解することができませんでしたが、このあとも「こどもたち、こどもたち」を連呼する姿が印象的でした。
この動画のクライマックスは26分ころから。
橋「(国歌を)唄いたくないという人は(公務員を辞めて)民間の企業に行ったらいいんですよ。MBSなんかに行ったらいいですよ社歌も何もないっていうんだから。そんなトンチンカンな質問をしようが採用してくれて職務が全うできるんだからMBS行ったほうがいいんじゃないですか?唄いたくない人はみんなMBSに行ったほうがいいですよ。」と記者を痛烈DIS。これを受けMBS斉加記者は
斉「あのぉ、うふふふふふ、まぁこれで、あのぉ、これぐらいにしときますけど」と捨て台詞。これを聞いた橋下市長は呆れ気味になりながらもさらにまくし立てる。
橋「なんですかその失礼な言い方は。吉本の新喜劇でももうちょっと丁寧な対応をしますよ。」と、きっと、池乃めだか師匠の名台詞「今日はこのくらいにしといたろ」が頭をよぎったのでしょう。つまり「この記者はめだか師匠の振る舞いよりも無礼である」と言いたかったのでしょう。
この動画から得られる教訓として無知の知、つまり「分からないことは分からない」、素直にそう答えられる大人に(こどもたちを案ずるより先に)なりましょうということです。