【北九州】「2年間で100台盗んだ」ワゴンR窃盗団逮捕される。

犯行に狙われたMH21S型
北九州市を中心にスズキのワゴンRを盗み、部品をネットオークションで販売していた窃盗グループが逮捕されました。

グループは小倉南区の中古車販売仲介業・田中幸治(40)、無職松本毅司(32)、釘村正道(27)の3被告。被告らは戸畑区の駐車場で3月と4月にワゴンRを盗んだとして2件の窃盗罪で起訴されていますが、その取り調べ中に「2年前から同じ車種ばかり100台は盗んだ」と話しているとのこと。
「ワゴンR100台盗む」 部品をネット転売
2012年6月11日 18:07 カテゴリー:社会 九州 > 福岡

軽乗用車を盗んだとして福岡県警に窃盗容疑で逮捕されたグループの1人が、調べに「2年前から同じ車種ばかり100台は盗んだ」と話していることが捜査関係者への取材で11日分かった。県警は、グループが盗んだとされる車からインターネットオークションに出品されたエアバッグなどの部品が数百点に及ぶことを確認したという。県警によると、福岡県行橋市と北九州市では2010年7月~今年4月、スズキの軽乗用車ワゴンR170台ほどが盗まれる被害の届け出がある。

(中略)

捜査関係者によるとこの1人は、防犯カメラや電灯のない月決め駐車場でワゴンRの扉をこじ開け、エンジンキーの代わりに棒状の器具を突っ込んで駆動させ、車を運転して小倉南区内の作業場に移動後、エアバッグやシートベルトなどの部品を取り外した、と話しているという。3人は部品を分け、それぞれ個人名でインターネットオークションに出品、全国に配送していたという。

県警はこれまでに、田中被告の自宅近くの作業場からワゴンR7台を含む軽乗用車9台と部品270点を押収した。

ワゴンRは08年度まで5年連続で国内新車販売台数1位を記録した人気車種。北九州市の自動車修理業者は「改造しやすく、取り換えるパーツの需要が高い」と話す。

県警によると、盗まれたワゴンRの多くは03~08年式。スズキ広報部によると当時は部品に識別番号が記されておらず、県警幹部は「転売されれば車両の特定が難しい。盗難防止装置を取り付けたり、防犯カメラや街灯がある駐車場に止めたりして自己防衛を徹底してほしい」と呼び掛ける。

=2012/06/11付 西日本新聞夕刊=
転載元:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/307129
今回明らかになった犯行の手口から、

●人気車種であるワゴンRのパーツ需要が高い=窃盗で狙われやすい。
●03~08年式(MH21S/22S型)はパーツに識別番号がなく、
解体・転売されると車両を特定できない。
●比較的簡単に解錠・エンジン作動できる。

ことなどが伺えます。

ワゴンRユーザー(特に先代ワゴンR)の方は防犯対策を充分心がけましょう。