こいつが出てきて弱くなったなんて話も・・・。 http://r0.prcm.jp/gazo/i/e6nl83 |
昨年見せた圧倒的な強さが嘘のような戦いぶりに、ネット上では最近「ホークス詰んだオワタこの世の終わりだ聖飢魔Ⅱだ」といった悲観的な意見も散見されます。
確かに、現状を見るとチーム状態は例年以上に悪く、当分の間は負けが込みそうな感じもします。そして何より交流戦を大の得意としていたホークスが最下位にいるという事実が追い討ちとなり悲観する。その気持ちも十分に分かります。
かつては20年連続Bクラスの日本記録を作るなど長い暗黒時代を経験したホークスですが、1999年のダイエー初優勝以降、Bクラスでシーズンを終えたのは2008年の1度きり。すっかり常勝軍団となったいま、『負けるホークス』を知らない、もしくはその記憶が薄れているファンの方も多いのではないでしょうか。
ということで今日の特集はこちら
【交流戦最下位転落緊急企画】
諦めるのはまだ早い!
ホークス終わったと見せかけて全然終わってねーから!特集
まぁ、ホークス全然終わっても無いですし、この程度で弱小球団なんて言っていたらセ・リーグのあそことかあそこのファンから武田鉄矢ばりに「このバカチンが!」と言われたり、福山雅治口調で「チャンチャラおかしくてへそが綾鷹を沸かすぜぃ!」と言われても仕方がないと思うのですが、今回は『負けるホークス』に免疫がない方に送る、チームが弱いそんな今だからこそできるホークスの楽しみ方や心得ということで、いくつか(高田社長ばりの甲高い声で)提案をしたいと思います。せっかくなら楽しい方がいいに決まっていますよね!
ちなみに私はセ・リーグではあそこのファンですので暗黒の楽しみ方は心得てるつもりです押忍!
その1 バカが付くほどのポジティブになる。
「試合は負けたけど○○選手はよかったよね!」とか、「負けたけど最後9回に得点入れたことは明日に繋がるよね!」みたいに負け試合においてもポジティブ思考を持つこと。これは別段暗黒モードに限らず、チームを応援する上で基本となる部分です。
しかし負けが続くと段々とポジティブネタは少なくなってくるもので、試合を通して見ても「誉めるべき点が何もない」なんて日も出てくるのですが、探せばきっとあるはずです。重箱の隅をつつくように誉めてください。
例えばいま、なかなか勝ちパターンの継投に持ち込めず森福の登板機会が少ないことも『森福の中継ぎとしての選手生命が伸びた!儲けたぜ~!』と考えられるようになればしめたもの。
そして、いかにミクロに重箱の隅をつついたかを、試合の結果そっちのけで友人たちと競い合う。そういうレベルまで達すると徐々に別ベクトルの楽しさが芽生えてきます。
その2 逆にとことんネガりまくる。
バカポジティブになるのが苦手なあなたは逆にとことんネガティブになってみてはいかがでしょうか?試合が始まる前から「どうせ負けるに決まってる」と諦めてしまうことがポイントです。
これは事前に負けることに対する保険をかけることで敗戦のショックを和らげる現実逃避的な側面と、「負けるのわかってた自分かっこいい」とか「こんな弱いチームに何も期待しないオレ超COOL!」みたいな自己陶酔の側面、両方を充足させることができます。
人間の感情とは複雑なものですな。
その3 若手に萌えまくる。
若手の活躍に大きな喜びを感じる。若手の台頭はいつの時も嬉しいものですが、チームが弱ければ弱い程、若手の活躍は明るい未来を予感させどんな些細なことでも嬉しく感じられます。今年はやはり明石の台頭が一番でしょうか。守備は凡庸ですが打撃と走塁に関しては天才です。ムネリンがいなくなってこういう選手がサッと代わりを務めるあたりは間違いなく強い球団のそれですよ。
それから、川原くんのストレートがヤバイ!左腕で150km出るってことは右腕だと180km相当(自社調べ)ですから相当ヤバイですよ。『川原、八面六臂の大活躍!』の妄想だけでメシ3杯いけます。
それから今宮くんの柔らかいグラブ捌きもちょっと思い出しただけでも顔がニヤけてきます。なんせセンスの塊のような選手ですからね。打撃面がまだ追いついていませんがあの上背でもパンチ力はありますし足も速い。大成すれば球界を代表するショートになる可能性も無くはない。ホークス、ええの獲ったわ!
育成上がりの千賀くんの1軍デビューもありました。昨年2軍登板無しから飛び級での1軍合流、背番号は和田を継ぐ21。期待の高さを伺わせます。
他球団との横の比較でもホークスの若手事情、粒が揃っています。
いや~、ホークスの未来は明るいぞ!
その4 (交流戦限定)6球団対抗暗黒王決定戦がアツすぎる。
「ホークスおわた!詰んだ!人生オワタ\(^o^)/」などと思っていたら、どうやら暗黒面に堕ちているのはうちだけでは無い様子。現在暗黒面に堕ちているのは、クリンナップ心肺停止で10連敗を記録したヤクルツ!中継ぎ崩壊で出血がとまr
そして暗黒面に堕ちたファン同士の傾向として「いや、うちのほうが弱いから!」と何故か弱さを競い合います。
その5 熱い采配批判で楽しむ。
熱い采配批判。自分が監督になった気分で采配をあれこれ批判するのはプロ野球観戦の醍醐味の一つでもあります。しかし元々オーソドックスな秋山監督の采配とそれがズバズバ当りまくった昨年はほとんどこれが出来ませんでしたが今年は違います。采配に関しては多少は突っ込みどころがあった方が楽しいものです。迷采配にイライラしながらああだこうだ言うことが楽しみに繋がる。そういうものです。
それでもあまりに負けが込むと監督気分すら味わいたくなくなり采配放棄したくなるかもしれませんが、そこは最後まで責任を持って采配しましょう。どんなに投げ出したくなっても長谷川へは冷静に送りバントのサインを出し続けましょう。
その6 1勝のありがたみに酔いしれる。
負けが続けば続くほど勝った時の喜びが何倍にも感じられるはずです。さらに相手が強敵であればあるほど勝った時の喜びもひとしおです。順位が下になればなるほど相対的に強敵が増えるわけですから、勝った時の喜びは増え続けていく算段です。たとえば、今年の1勝に例年の2倍の喜びを感じることが出来れば、仮にシーズン60勝した場合120勝分の喜びを味わえると。昨年の勝ち星を軽く超えましたね!やったぜ!
その7 無になる。
最後に行き着くところはここでしょうか。一切の感情を捨て、野球を観戦する機械になるといった楽しみ方。楽しみ方と書きましたが、楽しいかどうかはわかりませんし、この境地に達するにはかなりの徳を積まなければならないでしょうから一朝一夕に出来る楽しみ方でもありません。まぁ、半ば悟りを開いた状況と言えるでしょうね。なるべくなら達したくない境地ではありますが、達してしまったのならいっそ頭を丸めてみるのもいいかもしれません。あだ名が「ぱーぷる」になればしめたもの。迷わず携帯小説を書きましょう!
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今年のホークスが昨年に比べて戦力ダウンしているのは間違いないのですが、チームの強さは戦力だけじゃ語れません(そもそも昨年が鬼なだけで今が弱戦力とも思っていませんが)。
昨年のホークスも圧倒的な戦力を持ちながらも、そのポテンシャルを充分に発揮できていたかと言うと意外とそうでもなくて、特に攻撃面ではチグハグな面も多く見受けられました。
今年の戦力が昨年に見劣りするとはいえ、常時高いポテンシャルを発揮出来れば昨年並に戦うことも充分可能でしょう。シーズン通して高くポテンシャルを引き出すのは至難の業ではあるのですが、ただ可能性の話として(昨年並に戦えることは)無くもない。
最多タイ14安打も15残塁 http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/item/302102 |
さて、本日からジャイアンツ戦、カープ戦と続き、登板予定ピッチャーは杉内・内海・マエケン・野村と今のセ・リーグを代表する投手達が続々登場と弱り目に祟り目なこの状況。
しかし逆にここらで打ち勝てば浮上のきっかけとなります。チームが辛い今だからこそ精一杯応援しようじゃありませんか。