「勝手にしやがれ」 |
昨年限りで現役を引退した元ホークス戦士の柴原洋氏がホークス戦の解説であまりに「ですね。」を連発するので、名前を「バルデス柴原」から「バルデスネ柴原」に改名しようかと考えているバルデス柴原ですよろしくお願いします。
さて、私バルデス柴原が世の中の様々なモノを切れ味鈍く勝手にランク付けして行く大人気企画『勝手にランキングGOLD』ですが、記念すべき第3回目のテーマはズバリ《ホークス嬉しかったことランキング》。
交流戦を8勝13敗3分とまさかの借金5で終えた我らの福岡ソフトバンクホークス。「交流戦得意だしなんとかなるだろう」と、ホークスだけにタカをくくっていたファンの方もまさかの現実に唖然ボー然、暗~い気分に陥った方も多いことでしょう。8連敗した際にはネット上でも「この世の終わりだ世紀末だミレニアムだコンドミニアムだ」といった悲観的な意見が多く見られました。
そこで、今回は現実逃避企画ということで、福岡移転以降のホークスの歴史の中で嬉しかった出来事ベスト5をランキング形式で発表して行きたいと思います。嬉しかったことを思い出してニヤニヤしましょうと、そういうことです。
まぁ、交流戦も後半はやや持ち直して、そう悲観する状況でもないんですけどね。リーグ戦再開まで4日間も空いてヒマなんでね、カズさんもね、ヒマだってね、言ってるんでね、ランキングをね、発表しようとね、思ってるんでね、やっぱりね、モチベーションがね、大事だと思うんでね。
サッカー元日本代表・城彰二氏のモノマネをしてみたのですが、ちょっとわかりにくかったようなので早速ランキングの発表に移りたいと思います。
第5位…ホークス球団の福岡移転(21バルデスポイント獲得)
ホークスの福岡移転ですね。全ての始まりですからやはりここは外せません。私も当時、プロ野球の球団が福岡にやってくるということでワクワクそわそわしていた記憶があります。
チャーター機が福岡空港に到着して、中内オーナーを先頭に杉浦監督や選手たちがタラップを降りてくる姿は非常に印象的でしたね。特にバブルの象徴のようなエメラルドグリーンのジャケットは目に焼きつきまくって忘れようにも忘れられません。
当時はまだプロ野球=セ・リーグ(巨人)みたいな時代でしたので、特に私みたいに西鉄ライオンズを知らない世代は、パ・リーグ?なにそれ?状態だったのですが、ホークスの大味な野球のまぁ新鮮なこと。とにかく弱かったですけど、地元にプロ野球チームがある喜びといいますか、鼻ヒゲ生やした太めの選手がバットをブンブン振りまわす豪快な野球は負け試合でも見ていて楽しかったですね。
第4位…秋山幸二、トレードでダイエーに移籍(437バルデスポイント獲得)
現監督である秋山幸二のトレードが4位にランクイン!世紀のトレードとも言われた3対3の大型トレード(秋山幸二、渡辺智男、内山智之⇔佐々木誠、村田勝喜、橋本武広)でホークスに移籍した秋山。
当時、秋山のバック宙ホームインを見て秋山ファンにならなかったちびっこファンがいたでしょうか、いや、いなかったでしょう。当然、私もファンになりましたし股間も濡らしました。
背は高いわ上半身逆三角形だわ、顔はかっこいい(?)わオシャレなパーマ当ててるわで見た目完ぺきな上に、足は速いわ守備は上手いわホームランは40本以上打つわで成績も超一流でしたからね、ファンにならない方がおかしいですよ。そら股間も濡れるっちゅうもんです。
そんなスーパースターが、しかも黄金時代の常勝西武ライオンズから我らの弱小ホークス球団に移籍してきたわけですからそら興奮しっぱなしですよ。
ちなみに、私、一緒に移籍してきた内山投手もメジャーリーガーっぽい投球フォームで結構好きでした。
第3位…世界の王貞治がダイエー監督に(868バルデスポイント獲得)
今やホークスにとって欠かせない存在となった王会長。王さんの監督就任が3位にランクインです。
世界の王が我らの弱小ホークス球団の監督に?ケンコバじゃないですけど、王さん正気ですかと言いたくなるような出来事でした。改めて根本さんは凄かったんだなと思うわけですが、当時は、本当に王さんが?と半信半疑で何か赤いキツネにつままれたようなそんな気分でしたね。
吉永幸一郎へのスクイズサイン(結果失敗)など色々と迷采配も多い監督でしたが、日本シリーズなどの大舞台で謎の代打策や謎の投手起用がズバズバ当たったりする辺りはさすが世界の王だなと。
おそらく、王監督じゃなければもっと優勝回数は増えていたと思う方もいらっしゃるとは思いますが、そこが王監督のいいところじゃないかなと私は思います。圧倒的な戦力を持って圧勝するなんてそんな当たり前のことは凡人でも出来るわけですよ。そんな当たり前ばかりが続いては他球団のファンは面白くないですし、たまに番狂わせがあった方が盛り上がるってなもんです。負けを知ることで勝つことの喜びをより一層感じることも出来ますしね。
これは長嶋さんにも言えることですが、プロ野球界全体の盛り上がりを考えたこの絶妙なバランス感覚はやはりONならではのものだと思います。まぁ、ON以外が同じようなことやっていたら普通にクビになりますからね。真似しようにも出来ません。
第2位…福岡ダイエーホークス初優勝(1999バルデスポイント獲得)
1999年の初優勝がまさかの第2位にランクイン。1位じゃないんですか?はい、まさかの2位なんです。これが1位じゃないなんて正気ですか?正気です。正気も正気のショーキ(ソーキ)そばです!
いや~、しかし初優勝の時は嬉しかったですね。決まるまでは心配で心配でドキドキしっ放しでしたが、決まった瞬間とにかく嬉しかった。もうね、嬉し過ぎて嬉ションしかぶるレベル。ダイエー初年度の1989年から11シーズン目での初優勝でしたから溜まりに溜まったモノが一気にという感じで涙が止まりませんでした。
初優勝までが長かっただけに、日本ハムが北海道に移転して3年目で優勝した時にはコナクソっと思いましたが。
それではいよいよ第1位の発表…の前にちょっとひと息。ランク外の中からちょっと気になる意見をピックアップ。いわゆるひとつのもったいぶるというやつです。
第26位…松中信彦のホークス入団(3バルデスポイント獲得)
アトランタ五輪で全日本の4番としてキューバから満塁ホームランを打ったシーンをたまたま見ていましたので、これは凄い奴が入って来たバイとワクワクしましたね。実際に凄い奴でした松中さんは。
第19位…小久保裕紀ホームラン王獲得(9バルデスポイント獲得)
わずか28本でホームラン王というその本数の少なさにも驚きましたが、弱小ホークス球団にあって、明るい未来を予感させるそんな小久保のタイトル獲得でした。
お待たせいたしました。第1位の発表…の前にさらにもう一息、番外編です。
番外編…ホークス戦力外の大道典嘉が巨人で大活躍(55大道ポイント獲得)
大道チルドレンである私にとって、大道の戦力外は小久保のトレードよりも悲しい出来事でしたが、男・大道は巨人軍で代打の切り札として大活躍。ズムサタで大道を見ながらニヤけるのが毎週土曜日の楽しみでした。
えー、それではいよいよ今度こそ本当に第1位の発表です。栄光の第1位は…ズバリ!これだ!
第1位…福岡ダイエーホークス初のAクラス入り(2億バルデスポイント獲得)
第1位はこれしかありませんね。そうです1998年ダイエー初のAクラス入りです!これって2位じゃダメなんですか?ダメなんです。オリックスと同率の3位だったんですが、初優勝よりも嬉しかったんです!
何せ南海時代から数えて20年連続Bクラスですから。そら優勝以上の価値ですよ。もう嬉しくて嬉しくて私ちょっと飛び上がりましたから。
ただ、せっかく3位になったのに次の年の開幕権が貰えなかったことにはかなり腹が立ちましたけどね。前年度の順位がオリックスの方が上だったからということらしいですが、こちとら21年ぶりなんだからそんなルールは無視して譲れ!と思いましたけど。頭固すぎるだろ!三原じゅん子か!と思いましたけど。
次の年いきなり優勝するとは想像できませんでしたが、ホークスの明るい未来に期待いっぱい夢いっぱいになったことは間違いありません。とにかく嬉しいAクラス入りでした。
以上ですゲーリー編集長!ということで、今回の勝手にランキングGOLDはこれにて終了です。それでは皆さん、また次回(があれば)お会いしましょう!ごきげんよう!