NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムといった携帯電話・PHS事業者4社は、九州における大雨の被害によって災害救助法が適用された大分県日田市(2012年7月3日時点)を対象とした支援措置を実施することを発表しています。
対象となるのは、契約者住所または請求書送付先住所が災害救助法適用地域(大分県日田市)内のユーザーで、各社とも今後、災害救助法適用地域の拡大があった場合は適用地域を拡大するということです。
各社の支援措置は以下のようになっています。
■NTTドコモ
災害救助法適用地域のユーザーが携帯電話などの利用料金を窓口で支払っている場合に、2012年7月請求分(2012年6月利用分)の支払期限を2012年8月まで延期します。また、2012年7月3日(火)~31日(火)までの期間に災害救助法適用地域のユーザーに対して破損・故障した携帯電話機の故障修理代金を一部減額などを行います。さらに、自治体から要請があれば、携帯電話や充電器などを貸し出すということです。
■KDDI
被災した人が携帯電話と固定通信の利用料金を窓口で支払っている場合に、2012年7月請求分(2012年6月利用分)の支払期限を2012年8月31日まで延期します。また、被災した人が自宅から避難するなどの理由で「au one net ADSL」の固定通信サービスをまったく利用できなかった場合に、ユーザーからの申告によってその期間の月額基本料や付加サービス利用料を減額するとのこと。
さらに、災害救助法適用地域のユーザーに対して2012年7月3日(火)~31日(火)の期間に、九州全域(福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県)のauショップとPiPitにおいて今回の災害で破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部減額などを行います。災害対策本部と公的機関などの団体から要請があれば、携帯電話や充電器などを貸し出すということです。
■ソフトバンクモバイル
被災した人が携帯電話の利用料金を窓口で支払っている場合に、2012年6月利用分(支払期日が2012年7月6日、7月16日、7月26日のもの)の支払期限を請求書記載の日付から1ヶ月延長します。また、今回の災害で破損・水漏れ・紛失によって携帯電話機の交換を希望する場合に、交換費用を一部機種は無償、その他の機種は一部減免を行い、大分県のソフトバンクショップで2012年7月4日(水)から受け付ける予定となっています。さらに、公的機関やNPO法人などの団体から要請がれば、携帯電話や充電器などを貸し出すということです。
■ウィルコム
被災した人が携帯電話の利用料金を窓口で支払っている場合に、2012年6月利用分(支払期日が2012年7月中のもの)の支払期限を請求書記載の日付から1ヶ月延長します。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
記事執筆:S-MAX編集部
■関連リンク
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・報道発表資料 : 7月3日からの大雨被害にかかる災害救助法適用地域に対する支援措置について | お知らせ | NTTドコモ
・大分県の大雨被害に伴う支援について | 2012年 | KDDI株式会社 [PDF]
・九州北部における大雨の影響に伴う支援措置について | ソフトバンクモバイル株式会社
・WILLCOM|九州北部における大雨被害にともなう電話料金の取り扱いについて
提供:ライブドアニュース