九州電力:体育館敷地の売却検討 福岡市に返却打診(毎日.jp)
『九電記念体育館』は2003年にその建物部を九電から福岡市に無償譲渡され市営化。敷地については2013年3月までの無償貸与となっていました。
しかし九電は原発停止の影響などで2012年第1四半期における連結決算で1,000億円を超える赤字を計上しており、経費削減の一環として土地売却案が浮上しています。また、併設する九州エネルギー館も売却の対象として検討されているとのこと。
福岡市は東区の人工島『アイランドシティ』に新体育館の建設を予定していますが、完成は早くとも2018年頃の見通し。土地が九電から新たな地権者に渡った際、現在の形(無償貸与)で体育館を運営できるか不透明なことから市は難色を示しています。
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余談。
九電記念体育館はかつては『24時間テレビ』や『8時だよ全員集合』といったテレビの公開収録や、大物アーティストのコンサート会場としても使われ広く市民に親しまれてきました。イベント時に行けば大体ばってん荒川がステージにいた印象があります。
また、エネルギー館についても「クーラーが効いている」という理由からか特に夏休みの間は子供たちで賑わったものです。しかし最近訪れたところ、人もまばらで(隣接する『あかりの館』はもっと少ない。というかオープン以来ずっと少ない。)いつか閉館するだろうとは思っていましたが、いざこういった話が具体化すると一抹の淋しさを覚えます。
こうして思い出の場所は無くなっていくんですね……。