電気グルーヴのライブ「客が3人しかいない」と呟き相次ぐ

12日、Zepp DiverCityで開催された「電気グルーヴツアーパンダ2013」の観客らのツイートが話題となっている。

ライブ中からtwitter上では、会場の観客と思われる複数のアカウントから「電気グルーヴ、客が3人しかいない…」「電気グルーヴツアーパンダ、私含めてお客さん三人だった。一人は瀧の奥さんだった。」など、会場の閑散とした様子を伝える、ほぼ同内容の呟きが連続して投稿された。

しかしながら、同様のツイートを投稿したアカウント数は300以上もあり、事情を知らない人々は混乱。

当初は、ツイートを見て「本当なのかな…？全然電G好きだよ！」「なぜこういう風になったのかわからないけど実際プロのライブでこれに近い状況を見たことあるのであり得ない話ではない。」と会場の様子を心配する声もあがっていた。

しかし、これはかねてから電気グルーヴがライブなどで行っている、ファンにはお馴染みのネタの一つだという。現在のツアーの別日にも電気グルーヴ・石野卓球は「今日は電気グルーヴツアーパンダ＠Zepp名古屋。売れたチケットは1枚なのでメンバーのほうが多いですね。よかった。」「今日は大阪Zepp。チケットは全部で5枚も売れたってさ。」などとツイートしており、ダイバーシティのライブ会場でも、MCで同じような呟きをするよう観客に促したと思われる。

ライブ後、会場にいた演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は「本当は千人以上いたよお客さん。電気グルーヴ。」とツイートし、早々にネタをばらしている。

一連の流れを知った人々からは「同じデマ拡散でもこういうのは面白いし、戦略的なセンスも感じられるので好きだ。」「これはいいステマ」「電気グルーヴのファンとの遊び、面白いなぁ」と、発想の面白さとファンとの関係を賞賛する声が相次いでいる。

会場でのやりとりを知りたい方は、電気グルーヴのライブに足を運んでみるのもいいだろう。