マツコ・デラックス、AKB48・新センターの指原に期待

10日、TOKYO MXの情報番組「5時に夢中!」で、マツコ・デラックスがAKB総選挙の結果に言及した。

番組では、冒頭から10日発売のスポーツ紙・夕刊フジの記事を読み上げ、8日に行われた「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙」で、指原莉乃が初の1位を獲得したことを紹介した。

司会のふかわりょうから、AKB総選挙の結果について意見を求められたマツコは、前置きとして「何千枚もCD買って、歌詞で『これ、俺のこと言ってんじゃないか』と誤解して聞いてるような気持ち悪い人達とは、全く私は脳ミソが違うので、今までのAKBだと
反応できるところがなかったんですよ」「特にダンスが凄いわけでも、歌が上手いわけでもないし、ただちょっと可愛くて、握手してるっていうのでみんな応援してたわけでしょ?」などと発言、AKBに対する嫌悪感をにじませた。

しかし、続けて「あの指原さんのようなキャラクターがメインてことになってくると、ちょっと面白がれる要素がでてくるのかな」「それでまた指原さんが、フリフリの衣装着て、今までと同じことしてるんだったら、私は興味ないんだけど。なんか違うアプローチでくるんだったら、もしかしたら私も興味を持てる部分がでてくるのかな」と、指原によってAKBが変わる可能性に期待を寄せた。

マツコはこれまで、2011年11月4日放送のTBS系バラエティ番組「マツコの知らない世界」でも、「秋元(康)さんは素晴らしいと思うんですけど、素晴らしい商売人だなって」「AKBを素直に受け入れてしまったら、私は何かに負けたんじゃないかっていう強迫観念がある」「構造はわかりました。(ただ)それをゲームとしておもしろがる感覚が、私の中にほぼ皆無なんですよね。ノンフィクションしか興味がないような人間なので」などと、AKBの仕組みをビジネスとしては評価しつつも、基本的にアイドルとしては受け入れない姿勢を取ってきた。

3日放送の「5時に夢中!」でも、AKB総選挙に話題が及ぶと「今のモー娘。のほうが凄いわよ。動きとかだって、AKBのダンスとはレベルが違うわよ」とモーニング娘。を絶賛し、AKBには全くの無関心だった。こういった姿勢をふまえると、今回のマツコの「好意的な意見」は異例といえるだろう。

ただし、現段階ではやはり「アイドルとしてのAKB」に興味は持てないようで、株式評論家の若林史江氏が「バラエティとかは指原さんはめちゃくちゃおもしろいんでいいんですけど。じゃあ歌はってなったとき、センターで違うアプローチってあるの?」と尋ねると、「さあ、それはわたししらないけど」「状況によってはよ」などと発言、あくまでおもしろくなるかもしれない、という程度の興味だと語った。

しかしながら、マツコのような「アンチAKBファン」の興味をひくほど、新センター・指原の存在は新たな可能性を秘めているのだろう。指原センターでのシングル発売後、マツコの「アイドルとしてのAKB」への厳しい態度が覆ることはあるのだろうか。

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記事提供:ライブドアニュース